Python VS Ruby をGoogle Trendsで見てみる
Google Trendsとは、特定のキーワードについて、検索件数の増減の時間的な推移をグラフで確認できるGoogleのWebサービスです。
PythonとRubyのトレンドが世界ではどのようになっているのか、確認できます。
*8/2追記
以下の結果は、Googleの検索キーワード数のグラフです。なので、Ruby=(宝石の)ルビー、Python=ニシキヘビ の意味での検索も入っています。
ニュージーランドは、(宝石の)ルビーの産出国...orz
このサービスで、PythonとRubyの検索件数を見てみると、こうなります。
Google Trends: python,ruby
2005年の終わり頃から、Rubyの検索件数がPythonを上回って、現在はRubyの検索件数の方がやや多くなっていることがわかります。
次に、Pythonの検索件数の多い順に国を並べると、こうなります。
青色がPython、赤色がRubyです。
Pythonの検索件数が一番多い国は、オーストラリアでした。オーストラリアは、Rubyの検索件数も多いですが、2位フィンランド・3位スウェーデン・4位ポーランドの北欧・中欧ではPythonの検索件数が圧倒的に多いです。
全体的に見ても、6位イギリス・7位スイス・9位ベルギー・10位オランダと続いており、上位10カ国中7カ国がヨーロッパで占められています。
次は、Rubyの検索件数順に国を並べます。
青色がPython、赤色がRubyです。
Rubyの検索件数が一番多い国は、母国の日本ではなく、なんとニュージーランドでした。2位はPythonの検索件数1位のオーストラリア、日本は3位でした。日本は、Pythonと比較すると、圧倒的にRubyの検索件数が多いです。
9位インド・10位ブラジルがランクインしており、欧米+オーストラリアで占められていたPythonと比べると、欧米以外の地域で検索件数が多いことがわかります。
次は、国別に見てみます。
日本
全てのSubregion(県)・Cities(市)でRubyが圧倒的です。
茨城県つくば市が1位なのは、研究所が多いからでしょうか。
ニュージーランド
上にも書きましたが、世界で一番Rubyが検索されている国です。
日本に比べて、激しい動きをしています。おもしろいことに、1位のSubregionではPythonが圧倒的に検索されているのに対し、その他のSubregionではRubyの検索件数が多くなっています。
他にも、インド・ブラジルなども見てみるとおもしろいです。
感想
ニュースでさんざん言われているように、Rubyが世界的に注目されている言語だということを改めて実感しました。
特に、アメリカ・イギリス・カナダでは1年前からすでにPythonよりもRubyの方が検索件数が多い、という事実は意外でした。
日本でのRubyの検索件数が多いのは納得できますが、ニュージーランド・インド・ブラジルで多い原因が気になります。Ruby案件が多いのでしょうか。
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